高橋裕之のシネマ感B

シネマコミュニケータ―称号授与20年目 尼崎から全国へ宣伝的に発信

安部公房原作 石井岳龍監督作 映画「箱男」

(C)2024 The Box Man Film Partners
 
 
 
石井岳龍監督作
映画「箱男
 
<あらすじ>
箱男』 ――、それは人間が望む最終形態、
すべてから完全に解き放たれた存在。
ダンボールを頭からすっぽりと被り、
都市を徘徊し、覗き窓から一方的に世界を覗き、
ひたすら妄想をノートに記述する。
カメラマンである“わたし”(永瀬正敏)は、
街で偶然目にした箱男に心を奪われ、
自らもダンボールをかぶり、のぞき窓を開け、
遂にその一歩を踏み出すことに。
しかし、本物の『箱男』になる道は険しく、
数々の試練と危険が襲いかかる。
“わたし”をつけ狙い『箱男』の存在を
乗っ取ろうとするニセ医者(浅野忠信)、
すべてを操り『箱男』を
完全犯罪に利用しようと企む軍医(佐藤浩市)
“わたし”を誘惑する謎の女・葉子(白本彩奈)……。
果たして“わたし”は本物の『箱男』になれるのか。
 
高橋裕之のシネマ感>
冒頭からいきなりハマってしまった。
このノリはなんなんだろうね。
箱男VSカメラマン?
シネスコで魅せるアクションも良い。
気心知れたメンバーで
真剣に楽しく製作した感が伝わる。
渋川清彦
の5人に石井岳龍監督
それに中村優子
今後の株になる白本彩奈
羅列だけで凄いと思う。
観客もそうだけど
登場人物が
皆、「箱男」のハマっていくね。
箱男」の視界の世界が面白い。
台詞(脚本)も良い作品だと思う。
不思議な体験エピソードも
笑っちゃいます。
幻想的で
ポストカードにしたいシーンも。
箱男VS箱男も変態的でユニーク。
後半、複雑になる部分もあるが
理解できると、それも面白い。
でも「箱男」にとりつかれた者の
世界は乱れていく。
ラストも衝撃。
ベストエンディング~
観終わったら
段ボールを被ってみようかな?
と思う自分がいたりする。