高橋裕之のシネマ感B

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日本映画撮影監督協会 2024年度第33回JSC賞 受賞 ドキュメンタリー映画 「骨を掘る男」


(C)Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production
 
日本映画撮影監督協会 2024年度第33回JSC賞 受賞
 
【2024年12月21日(土) 沖縄県名護市 上映会】
[上映時間]13:30~(開場:14:00)/17:00~(開場:16:30)
[会  場]名護市立中央図書館 【会場アクセス】
[主  催]やんばるシネマ
  TEL:070-1629-6072(稲葉)
 
 
「骨を掘る男」
 
 
<概要>
 
※具志堅隆松
沖縄戦戦没者の遺骨を40年以上にわたり収集し
これまでに、およそ400柱を探し出した。
彼は自らを“ガマフヤー”と呼ぶ。
ガマは沖縄の自然壕、フヤーとは掘る人という意味だ。
砕けて散乱した小さな骨、茶碗のひとかけら、
榴弾の破片、火炎放射の跡…
拾い集めた断片から、兵隊か民間人か、
どのような最期をとげたか推察し、想いを馳せ、弔う。
掘ってみるまで、
そこに本当に骨が埋まっているかどうかはわからない。
それでも掘りつづける行為を具志堅は、
観念的な慰霊ではなく「行動的慰霊」だと言う。
沖縄本島には激戦地だった南部を中心に、
今も3000柱近くの遺骨が眠っているとされる。
沖縄の人びとや旧日本軍兵士のものだけではない。
米軍兵士、朝鮮半島や台湾出身者たちの
骨を含んだ島の土砂が辺野古新基地のための
埋め立て工事に使われようとしている。
 
(C)Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production
 
 
※奥間勝也監督
沖縄戦で大叔母を亡くした戦没者遺族である。
しかし、生まれるはるか以前に亡くなった
大叔母とは会ったことがない。
具志堅の遺骨収集に同行し、
沖縄戦の膨大なアーカイブ映像に目を凝らし、
大叔母の生きた痕跡を探す奥間は、
繰り返しこう自問する。
「出逢ったことのない人の死を悼むことはできるのか?」
その問いはやがて「平和の礎」に刻銘された24万の名を読み上げるいくつもの〈声〉と共鳴し、
戦火と分断の時代を生きる私たちを震わせる。
どうすれば遠く離れた人の痛みとともに
あることができるのか?
(C)Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production
 
高橋裕之のシネマ感>
 
沖縄=戦争を
描いてきた映画
取り上げてきた
本作も題名の印象から離れた
沖縄を考える作品。
 
遺骨から色んな事がわかる。
自決の状況など。
 
少人数のスタッフで
製作されているが
メッセージ色は膨大である。
 
遺留品なども話を聞いても
戦争の悲惨さが伝わってくる。
 
(C)Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production
 
具志堅隆松さんの活動の記録と
奥間勝也監督のルーツ的な思いが
クロスしながら進行していく。
 
具志堅隆松の行動は素晴らしい。
 
やはり基地問題も出る。
 
撮影中にも遺骨がみつかり
まだまだINGの問題だ。
 
基地、現実、当時の
映像の組み合わせも
何とも言えない気持ちになる。
 
基地反対運動も
今まで知らなかった展開も。
 
部落問題の要素も。
 
76年もの間、埋まっていた骨。
 
骨上げシーンも。
 
「その人の名前を読み上げる」
それは大事な事。
 
(C)Okuma Katsuya, Moolin Production, Dynamo Production
 
 
 
終盤に向けて
話は”世界平和”への祈りに近づく。