高橋裕之のシネマ感B

シネマコミュニケータ―称号授与20年目 尼崎から全国へ宣伝的に発信

舩橋淳監督 映画「過去負う者」


(C)2022 BIG RIVER FILMS
 
舩橋淳監督
映画「過去負う者」
 
(HP)
 
(予告編)
 
 
<あらすじ>
 
受刑者向け就職情報誌
「CHANGE」の編集チームは、
出所者の就職斡旋と更生支援のため
日々奔走している。
ひき逃げによる殺人罪
10年服役した田中は
中華料理屋に就職するが、
短気な性格が災いしてトラブル続き。
女子児童へのわいせつ行為で
2年服役した元教師の三隅は、
就職後すぐに消息を断ってしまう。
社会復帰にもがき苦しむ元受刑者たちを
目の当たりにした編集チームは、
アメリカの演劇による心理療法
ドラマセラピーを提案。
元受刑者たちと稽古を重ね、
舞台「ツミビト」の上演初日を迎えるが……。
 
 
高橋裕之のシネマ感>
 
前作「ある職場」同様に
現場で俳優と演技を煮詰めてゆく
「ドキュメンタリーXドラマ」の
演出手法なんで、
出演者=共同脚本である。
自然と出てくる台詞と演技が
またまた素晴らしい。
 
覚せい剤取り締まり違反者
わいせつ行為者
放火罪、暴行罪
役者さんたちは
役作りにリサーチしたのかもしれない。
 
ドラマセラピー
他の作品で似たセラピーがあった
エンタメはセラピーに
向いているのかな?
 
複数構造になっている映画。
 
観ていて嫌になるシーンもあるが
それは現実的には
あることなんだろうから
仕方ないなと思いつつ鑑賞。
 
偏見はないけど
やはり各自の行動も大事だと思う。
ハラハラする。
 
劇中舞台も良かったが
アフタートーク的な時間が
この作品の核心だった。
 
本音のぶつかり合い
過ちをどうするか?
 
余韻の残る映画で
色々と考えさせられる。