高橋裕之のシネマ感B

シネマコミュニケータ―称号授与20年目 尼崎から全国へ宣伝的に発信

カナダ映画『ぼくらの居場所』九条シネヌーヴォ12月27日(土)公開

(C)2021 2647287 Ontario Inc. for Compy Films Inc.
 
 
カナダ映画『ぼくらの居場所』
(HP)
 
(予告編)
 
(あらすじ)
多様な文化を持つ人々が多く暮らす、
カナダ・トロント東部に位置するスカボロー。
そこに暮らす3人の子供たち。
精神疾患を抱えた父親の暴力から
逃げるようにスカボローにやって来たフィリピン人のビン。
家族4人でシェルターに暮らす先住民の血を引くシルヴィー。
そしてネグレクトされ両親に翻弄され続けるローラ。
そんな彼らが安心して過ごせる場所は、
ソーシャルワーカーのヒナが責任者を務める
教育センターだった。
厳しい環境下で生きながらも、
ささやかなきずなを育んでいく3人だったのだが…。
高橋裕之のシネマ感>
ドキュメンタリーを撮り続けてきた監督の
初長編劇映画であるので
ドキュメンタリータッチな部分も
でもそれが良い。
まずは3人それぞれの家庭環境等がわかる。
各賞を受賞している出演者たちの
アンサンブルな演技にも注目したくなる。
同じ”居場所”にいた三人が
徐々に近い存在になっていく。
教育センターは子供の為ではあるが
親を育てる場所でもあった。(が印象的)
子供は自由ではないのに
親は自由で何やってるんだろうね?
シルヴィーと母親の関係は
微笑ましいことが多いと思うけど。
ビンの母親も子供思い。
ハロウィンエピソードも考えさせられる。
ヒナ先生の物語もある。
(居場所を探しているかのように・・・)
そして冬
ローラの父親が一番ダメか?
クリスマス
「スクリーム」の題名が出て個人的に喜ぶ(笑)
暗いクリスマス
静かだったティストが
更にゆっくりと静かになる。
大きな意味で”多様性”の作品だった。
(キャスト、スタッフ含めて)
子供達だけの物語ではなく
親たちの物語でもあった。
監督は想いを積み重ねるために
ドキュメンタリーではなく
劇映画にしたんだろうと思った。
本編ラストの曲に個人的に再び喜ぶ!